きょうの動意株

ニコンは赤字転落・減配予想を嫌い利益確定売りが先行し反落

7731 ニコン 株価チャート

 ニコン(7731)は、75円安の1405円と反落している。前日発表の3月期決算で、前期業績が今年4月の3回目の修正通りに減収減益率を縮めて着地したが、今期は赤字転落、減配と予想して市場予想を下回ったことが響き利益確定売りが優勢となっている。同社の前期業績は、昨年10月、今年2月の下方修正が4月に一転して上方修正されたが、同修正通りに前々期比8%減収、64%営業減益、60%経常減益、62%純益減益と減収減益率を縮小したが、前々期の過去最高から大きく落ち込んだ。映像事業の営業利益が、価格競争激化でデジタルカメラ価格が低下して52%減となり、精機事業も半導体・液晶メーカーの設備投資抑制で露光装置が落ち込み81%減益となり、円高・株安が進行したことが業績を直撃した。今期業績も、デジカメの単価下落や半導体・液晶用の露光装置続落、円高継続を想定し減収・赤字転落を予想、純利益は170億円の赤字に悪化し、市場予想209億円を下回る。配当は、前期に18円(前期実績25円)に減配したが、今期はさらに8円に連続減配する。株価は、今年2月の前期業績の再減額でつけた843円安値から売り方の買い戻し主導で底上げ、4月の上方修正で1495円まで反騰幅を伸ばした。利益確定売りと売り方の買い戻しが交錯するなかで下値模索が続こう。

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