きょうの動意株

国際帝石は反落、減益業績が続き利益確定売りが先行

1605 国際石油開発帝石 株価チャート

 国際石油開発帝石(1605)は、3万8000円安の68万8000円と反落している。前日13日に発表した3月期決算で、今期業績を前期に続く減益と予想して市場予想を下回り、配当も一転して減配することを嫌い利益確定売りが先行している。同社の前期業績は、昨年11月の下方修正通値を下ぶれ前々期比10%減収、10%経常減益、16%純益減益と減益転換して、純利益は前々期の過去最高からの減益率を悪化させた。国内希有の石油上流企業として、原油価格・需要、為替レートの動向が、最大の業績ファクターとなっているが、前期は下期原油(ブレント)価格を昨年11月に1バーレル=65ドルと想定したのに対して、期末に原油先物(WTI)価格が49.66ドルと急落し、為替も同様に1ドル=105円に対して98.26円と原油安、円高が進み、為替差損の計上や有価証券評価損の増加が重なり下ぶれ着地した。今期業績も、原油(ブレント)価格を1バーレル=52.5ドル、為替を1ドル=95円と想定して減収減益を予想、純利益は560億円(前期比61%減)とした。配当は、前期に期初予想通りに8000円(前々期実績7500円)に連続増配したが、今期は5000円に減配を予定している。株価は、昨年8月までの前期業績の上方修正が、原油価格の急落に伴い11月に一転して下方修正されて下げ足を速め上場来高値から1万円安の4240円まで大幅調整した。その後は、売り方の買い戻しや原油価格の持ち直しで60万円割れを下限、70万円台下値を上限とするボックス相場を続けている。今年4月には大型リチウム電池製造会社への出資を発表、この上限抜けに挑戦したところで、強弱感対立のなか目先の原油価格・為替レートの動向で一喜一憂する展開が続こう。

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国際帝石 (1605)

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