きょうの動意株

有沢製は子会社株式売却で業績上ぶれ思惑高めて高値肉薄

5208 有沢製作所 株価チャート

 有沢製作所(5208)は、4円高の405円と続伸し、4月15日につけた年初来高値413円に肉薄している。前日25日ザラ場に同社子会社ポラテクノ(4239・JQ)が、同社が保有する自己株式取得を発表、大引け後に同社も同様に発表したことから今3月期業績の上ぶれ思惑を高め下げ過ぎ訂正買いが増幅している。ポラテクノは資本効率の改善と株主還元の推進、さらに親会社からの保有株式打診を受けたことに対応、今年6月のい株主総会に6万5000株(発行済み株式総数の23.8%)、34億4357万円を上限とする自己株式取得を取締役会決議した。取得期間は6月25日から来年3月31日までとする。有沢製は、この決議に対応して保有している同子会社株式を同数だけ売却、売却代金は電子材料事業の強化と新規事業開拓に向け、経営資源の集中と資金確保の充当する。売却後も、子会社株式はなお議決権比率で20%以上保有し、持分法適用会社に変更はない。業績に対する影響は、売却株式数、売却価額が決定した段階で公表するとしている。有沢製の業績は、フレネルレンズの販売数量減少・棚卸資産除却損、フレキシブルプリント配線基板の不振、さらにポラテクノの業績低迷などを要因に前期業績を再三、下方修正し減配が続き、今期業績も減収・連続赤字を予想、純利益は13億円の赤字(前期は27億5800万円の赤字)としている。それだけに子会社株式売却は業績底上げ思惑を高めることになる。株価は、今年2月の前期業績再々減額でダメ押しの276円まで売られ、3月の一段の下方修正では悪材料織り込み済みとして出直り400円台を回復した。一段の底上げ思惑につながろう。

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有沢製 (5208)

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