きょうの動意株

三共理化学はMBO価格へサヤ寄せ思惑を強めストップ高気配

 三共理化学(5383・JQ監理)は、寄り付きから買い気配値を切り上げ100円高の857円ストップ高買い気配と急伸している。前日14日に同社の須藤進社長が、代表取締役代表を兼務するフジスター(埼玉県桶川市)が、株式公開買い付け(MBO)をすると発表、同社取締役会が賛同意見表明を決議するとともに、株主にMBO応募を推奨したことからMBO価格1300円へのサヤ寄せ思惑を強めて買い物が集まっている。MBOは、同社がトップに位置する研磨布紙業界が、景気後退の影響を受けて自動車関連分野、IT関連分野などの落ち込みが顕著となり、同社業績も大幅減収減益で推移、この悪環境を克服するためには長期的スパンでの研究開発投資、海外市場での一段のシェアアップ、内製化、事業提携などの経営改革が不可欠となり、この実施で短期的に利益が悪化、株価が下落するリスクが想定され、株主にマイナスの影響が発生するのを回避、株式を非公開化することを目的にしている。買い付け期間は12月15日から来年2月2日までの30営業日、買い付け株式数は514万2028株、買い付け代金は66億8463万株を予定、買い付け株式数に上限を設けていないため、同社株はMBO後に上場廃止となる。

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