きょうの動意株

日本紙は業績上振れも円高恩恵一巡しモミ合い

 日本製紙グループ本社(3893)は、朝方20円高の2325円と3日続伸となる場面も見られたが、円相場が1ドル91円前半と円相場が続落していることから、5円安の2300円と下げに転じている。為替レートが一時、1ドル=84円台まで円高となり円高メリット株として2430円まで買い進まれて、円高一巡でほぼ往って来いとなっている。同社の今期業績は、8月、10月と第2四半期(2Q)累計業績を上方修正、2Q決算発表時には3月通期業績を上方修正しており、下方修正が続いた前期とは様変わりの好転となっている。オーストラリアン・ペーパーの買収や固定費を中心にしたコスト低減、さらに四国コカ・コーラの完全子会社化に伴う負ののれん発生益、北越紀州製紙保有株の売却益などが加わったことが要因となっている。通期経常利益は、期初予想の240億円が300億円(前期比67%増)へ引き上げられて増益転換率を拡大し、純利益も同じく120億円から220億円(前期は233億3000万円の赤字)へアップされて黒字転換幅を拡大する。株価は、年初来安値圏でPERは11倍台、PBRは0.6倍の低評価、配当利回りも3.4%と利回り妙味もあるが、外為相場を睨み、2300円を挟んだモミ合いが続きそうだ。

ページトップ