きょうの動意株

東宝は3Q高進捗率業績に自己株式取得がオンして反発

9602 東宝 株価チャート

 東宝(9602)は、6円高の1554円と反発している。前日14日に今2月期第3四半期(3Q)決算と自己株式取得を発表、3Q業績が減収減益転換したが、昨年7月に上方修正された通期業績対比で高い利益進捗率となったことが買い材料視され買い物を集めている。同時発表の昨年年間の映画興行収入が、歴代第2位の好成績となったことも不況に強い映画人気の再燃につながるとしてポジティブに評価されている。同社の3Q業績は、前年同期比5%減収、22%経常減益、85%純益増益と増減マチマチで着地したが、通期業績対比の経常利益進捗率は、86%と前年同期の83%を上回った。主力の映画事業は、配給作品が順調に稼働したが、前期の『崖の上のポニョ』などのメガヒットの反動で減収減益となり、好採算の不動産事業も伸び悩んだことが要因となったが、純利益は、前期に計上した有価証券評価損が一巡して大幅増益転換した。2月通期業績は7月の上方修正値に変更はなく、純利益は81億円(前期比3.5倍)とV字回復を予想している。自己株式取得は、100万株(発行済み株式総数の0.53%)、30億円を上限に1月15日から来年1月14日までを取得期間に実施する。株価は、昨年7月の業績増額でやや上ぶれたものの、今期の伸び悩み業績が上値を圧迫し下値もみ合いが続き、昨年12月発表の今年予定の映画ラインアップで、夏に宮崎駿氏が企画したスタジオジブリの最新作が公開されることを評価して下値を切り上げた。一段の戻りを探ろう。

記事中の会社を詳しく見る

東宝 (9602)

ページトップ