きょうの動意株

日本コークスは業績再増額に電池関連材料オンし急反発

3315 日本コークス工業 株価チャート

 日本コークス工業(3315)は、9円高の109円と急反発している。前週末5日に今3月期第3四半期(3Q)決算とともに、3月通期業績の再上方修正とリチウムイオン電池負極材の製造販売合弁会社の設立を発表、極低位値ごろ思惑買いが再燃している。同社の今期業績は、昨年10月に上方修正済みだが、同増額値より売り上げを50億円、経常利益を12億円、純利益を19億円それぞれ引き上げ、純利益は39億円(前期比93%増)とV字回復を鮮明化する。3Q業績は、コークス製品の販売価格の下落や鉄鋼メーカーの大幅な減産、コークス需要の減少で前年同期より大幅減益となったが、主要顧客の高炉メーカー向けに需要が回復して販売量が増加、休止していたコークス炉を再稼働させて稼働率がアップしたことが要因となった。なお、期末配当は未定としいたが、前期並みの2円として実施する。電池材料の合弁会社は、リチウムイオン電池市場が急激に拡大すると予想、天然黒鉛をベースに独自の表面処理技術を施した同社の負極用材料が、すでに一部電池メーカーで採用されており、筆頭株主の住友商事とシナジー効果を高めグローバル展開する体制を構築するために設立するもので、数年後には現在の約10倍の年産2000トン体制を目指す。株価は、前期業績の相次ぐ下方修正で2ケタ台の底ばいが続き、今期業績の増額や休止コークス炉の再稼働などで3ケタ台に乗せてきた。信用買い残が大きく積み上がっているが、極低位の値ごろ思惑が再燃し底上げ展開が続こう。

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