きょうの動意株

昭シェルは安値から続伸、前期赤字再々悪化も工場閉鎖前向き評価

5002 昭和シェル石油 株価チャート

 昭和シェル石油(5002)は、4円高の704円と続伸し、2月15日につけた昨年来安値683円から底上げを窺っている。前日16日に精製能力削減が観測報道されリストラ効果を先取りして下げ過ぎ訂正買いが再燃し、同日大引け後には2009年12月期決算を発表、4回目の下方修正で赤字幅悪化をさせたが、同時に精製能力削減を正式発表したことを引き続き前向きに評価して買い増勢となっている。精製能力削減は、グループ精製会社の東亜石油の競争力強化には精製設備集約による効率化、付加価値の最大化が必須として、同社に賃貸している京浜製油所扇町工場(原油処理能力日産12万バーレル)の原油処理を来年9月に予定されている定期修理までに停止してその後に閉鎖、グループ全体の約20%の精製能力を縮小し稼働率向上による収益力アップを目指す。前期業績は、同工場閉鎖に伴い特別損失211億円を計上するほか、内需不振、製品市況低迷、原油高のコスト未転嫁なども重なって、昨年10月の再々減額値をさらに引き下げ、純利益は576億1900万円の赤字(前々期は162億2100万円の赤字)と落ち込んだ。今期業績は非開示で、現状の市場環境などを勘案して策定を進めており、今月中に公表するとしている。株価は、前期業績の再三の業績減額で下ぶれ、太陽電池でのサウジ・プロジェクトへの参画、国内第3工場建設などの環境関連人気で戻りを試した。PER的に投資採算圏外となるが、PBRは1.1倍と割り負けており底上げにトライしよう。

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昭シェル (5002)

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