きょうの動意株

アデランスは業績増額で小幅続伸だが赤字続き方向感探る段階

 アデランスホールディングス(8170)の前引けは29円高の1119円と小幅続伸。前日14日に15日予定の決算発表に先立って2010年2月期決算を上方修正、14日伝えられた中国進出報道に続く追撃材料になったが、一方では、なお赤字が続き、未定としていた期末配当も無配転落としたことを嫌い利益確定売りも出ている。同社の2月期業績は、昨年10月に初開示した予想値より売り上げを6億5500万円、営業利益を29億4900万円、経常利益を29億4900万円、純利益を20億4600万円それぞれ引き上げたが、純利益は98億5100万円の赤字(前期は21億7200万円)にとどまる。販管費の削減を進めて営業利益、経常利益の減益率を圧縮したが、純利益は、売却予定不動産の減損処理で減損損失30億6500万円を計上し改善は小幅にとどまるとした。期末配当は、昨年10月に第2四半期配当を未定から無配としたことに続き無配(前期通期実績20円)とする。株価は、昨年10月の通期業績初開示・赤字拡大予想で858円まで下げ、売り方の買い戻しなどで1100円台を回復した。14日の中国進出報道で一時50円高したものの上値を重いとして小幅高で引けており、利益確定売りと売り方の買い戻しが交錯するなか方向感を探ろう。

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