きょうの動意株

沢井薬は昨年来の高値圏で頑強、勝訴や4期ぶり最高益見直す

4555 沢井製薬 株価チャート

 沢井製薬(4555)の前引けは50円安の7130円となり、昨年来の高値圏で頑強。朝方、昨15日につけた昨年来の高値7180円に顔合わせしたあと一進一退だが、塩野義製薬と争っていた特許侵害訴訟で同社が勝訴したと同日発表したことを手掛かりに、目下集計中の2010年3月期業績の4期ぶりの過去最高純利益更新を見直す買い物が増勢となり、株不足で逆日歩のつく信用好需給もフォローしている。特許侵害訴訟は、同社が昨年5月にセフカペンボキシル塩酸錠・小児用細粒を薬価収載、製造販売した際に塩野義製薬が、使用する有効成分の結晶形が特許に抵触するとして差し止め・仮処分を求めて提起されたもので、15日に大阪地裁で請求を棄却する判決が言い渡された。また、次期の業績続伸予想も支援材料となっている。同社の3月期業績は、昨年5月に後発医薬品を20成分、34品目を一気に発売するなど政府の後発医薬品普及策を追い風に好調に推移、昨年10月に3月期業績を上方修正して純利益は38億円(前期比55%増)と予想、2006年3月期の過去最高を約8億円上回る。しかも今年2月開示の第3四半期決算は、大幅増益でこの通期純利益を2億円上回って着地しており、上ぶれ着地や来期の続伸期待が高まる。株価は、配当落ちから再騰し高値を追っており、投資採算的に割安感は薄いが、信用好需給をテコに上値を伸ばす展開が続きそうだ。

記事中の会社を詳しく見る

沢井薬 (4555)

ページトップ