きょうの動意株

オリンパスは今期純益減益を嫌い大幅続落、着地点を探る

7733 オリンパス 株価チャート

 オリンパス(7733)は朝方8%近い下落となる208円安の2412円まで下げて大幅続落。前日11日に発表した前2010年3月期の純利益が、今年5月1日の観測報道通りに今年2月の上方修正値を上ぶれてV字回復を鮮明化したが、今期は特別利益剥落で大幅減益転換を予想したことを嫌い利益確定売りが増勢となっている。同社の前期業績は、売り上げが前々期比10%減と続落したが、経常利益が2.4倍とV字回復し、純利益が477億6300万円(前々期は1148億1000万円の赤字)と黒字転換した。世界的な景気低迷と円高の影響で連続減収となったが、映像事業ではレンズ交換式デジタル一眼カメラが好調に推移し、医療事業でも医療用内視鏡が伸び、前々期実施の生産構造改革効果やコスト削減などが寄与したもので、純利益は分析機事業を売却した特別利益476億7400万円が上乗せとなって大幅黒字転換した。今期業績も、デジタル一眼カメラの続伸や外科用手術器具の強化、中国での拡販体制推進などから4%増収転換、経常利益は460億円(前期比2%増)としたが、純利益は、特別利益一巡で210億円(同56%減)と落ち込むと予想している。株価は、今年2月の前期業績増額で3000円台を回復したものの、円高・ユーロ安関連の代表株として業績観測報道にも反応せず急落した。利益確定売りと売り方の買い戻しの綱引きのなか着地点を探ろう。

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オリンパス (7733)

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