きょうの動意株

電通は今期小幅増益転換、市場予想を下回るが買い直す

4324 電通 株価チャート

 電通(4324)は前場、73円高の2527円まで上げ、前引けも2521円となり3営業日ぶりに高い。前日17日に3月期の決算を発表、前期は今年4月の再々上方修正通りに経常減益率を縮小、純利益が大幅黒字転換となって着地し、今期は小幅増収・経常増益転換を予想。市場コンセンサスを下回るとの見方はあるが買い直す動き。同社の前期業績は、前々期比11%減収、16%経常減益と続落したが、純利益は311億3000万円(前々期は204億5300万円の赤字)と黒字転換した。広告業界は、マス4媒体広告費が5年連続で前年を下回る厳しい環境が続いているが、インターネット広告や衛星メディア関連広告費が増加、世界陸上競技選手権、バンクーバー冬季五輪などにビジネス展開したことで減益率を縮小し、純利益は前期計上の投資有価証券評価損511億1600万円が一巡して黒字転換した。今期は、広告業界はなお厳しい経営環境を想定したが、サッカーのワールドカップ・南アフリカ大会や参議院議員通常選挙などの好材料もあり、増収・経常増益転換を予想、純利益は459億円(前期比2%増)、純利益は前期黒字転換の反動で254億円(同18%減)とした。経常利益、純利益とも、市場コンセンサスを40~30億円下回る。株価は、今年2月の前期業績の再増額、4月の再々増額と続いて昨年来高値2728円まで700円高、3分の1押し水準でもみ合っている。株不足で逆日歩がつく信用好需給を背景とした売り方の買い戻しと利益確定売りが綱引きとなっている。

記事中の会社を詳しく見る

電通 (4324)

ページトップ