きょうの動意株

東京電波は3期ぶり黒字転換も市場予想下回り反落

 東京電波(6900)は朝方66円安の596円まで下げて前引けも42円安の620円と反落。前日18日の3月期決算の発表で、前期業績が昨年11月の上方修正値を上ぶれ赤字幅をやや縮小し、今期業績の黒字転換を予想したが、市場コンセンサスを下回る低水準にとどまることが響き利益確定売りが先行した。同社の前期業績は、売り上げが前々期より13%減少し、経常利益が1億5900万円の赤字(前々期は13億1900万円の赤字)、純利益が2億6900万円の赤字(同23億9700万円の赤字)と水面下推移が続いたが、赤字幅は期初予想よりやや縮小した。水晶製品事業が、スマートフォン向けなどに堅調な需要が続いたが、価格競争の激化に伴う単価下落の影響を受けたことが要因で、生産体制見直しによる原価低減活動や期末の為替相場の円安から為替差益計上で赤字幅を縮小した。今期業績は、スマートフォン・スマートグリッド関連の拡販を図って増収・黒字転換を予想、純利益は1億円とした。市場コンセンサスを1億円強下回る。株価は、昨年8月の村田製作所との資本・業務提携、第3者割当増資(発行価格664円)で昨年来高値820円まで急伸、その後の551円安値からはスマートフォン・スマートグリッド関連の高付加価値製品の開発強化報道で745円の戻り高値をつけた。PER評価では割高歴然で、0.6倍の低PBR評価と綱引きしつつ下値を再確認しよう。

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