きょうの動意株

新和海は日鉄海運との合併で鉄鋼関連株人気再燃し値を戻す

9110 NSユナイテッド海運 株価チャート

 新和海運(9110)は後場に入り前日比で小高い水準に浮上し、1円高の259円と6営業日ぶりに反発する場面をみせた。前日20日に同じ新日本製鐵(5401)系の非上場海運会社・日鉄海運(東京都千代田区)との合併契約締結を発表、鉄鋼関連人気を再燃させ割安修正買いが先行している。同社と日鉄海運は、ともに製鉄原料や一般炭を中心としたドライバルクの輸送を主体とする外航海運オペレーターで、海運市場は、資源需要の増大により拡大基調を続けているが、船腹供給サイドでは金融危機前に発注された新造船の大量参入で厳しい競争環境や、海運市況のボラティリティ拡大が予想され、これに備えた強固な事業・財務基盤を構築することが急務として合併に踏み切る。合併により船隊統合・拡充によるいっそうの競争力強化、船舶調達力の拡充、技術力の集積、収益力向上、コスト削減などを進め、合併新会社では中期的に売り上げ1500億円、経常利益150億円を目指す。合併は、6月の両社の承認株主総会を経て10月1日を効力発生日として、新和海を存続会社に日鉄海運を吸収合併し、日鉄海運株式1株に新和海株式1.6株を割り当て交付する。新和海の株価は、今年1月に前3月期業績を再上方修正したことで鉄鋼関連人気を高めて306円と戻り高値をつけたが、今期業績のV字回復・増配予想には限定的は反応にとどまり1株純資産284円水準での小動きが続いている。前場は海外株式の全面安を受けて売り込まれたが、PER11倍台の割安修正を刺激しよう。

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NSU海運 (9110)

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