きょうの動意株

東レは新株式発行で株主価値の希薄化を嫌い年初来の安値

3402 東レ 株価チャート

 東レ(3402)は31円安の468円で始まった後も下値模索となり、年初来の安値を更新。前引けは44円安の455円と4営業日続落。前日24日に新株式発行・株式売り出しを発表、株主価値の希薄化懸念を強め利益確定売りが増勢となっている。新株式発行は、「先端材料で世界のトップ企業を目指す」同社の長期経営ビジョンに則り、リチウムイオン電池用バッテリーセパレーターフィルム事業への参入や中国での水処理合弁事業の開始、韓国での光学用フィルムの増設などを進めており、この設備投資金を調達するために実施する。2億株を6月6日から11日までの間を払込期日に一般募集するほか、オーバーアロットメントにより3000万株の株式売り出しも実施する。調達概算額の上限約1095億円は、590億円を東レ東燃機能膜合同会社出資に伴う負債の返済に充当するほかは、炭素繊維生産設備増強などの設備資金に支出する。株価は、今年5月10日発表の今3月期業績が市場コンセンサスを上回り、エアバス向けの炭素繊維大量納入も伝えられ昨年来高値水準の549円まで買い進まれたが、全般急落相場の波及で高値もみ合いとなっていた。希薄化懸念を織り込む下値再確認が続こう。

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