きょうの動意株

野田スクリンは今期2ケタ減益予想も織り込み済みで「陽線」

 野田スクリーン(6790・東2)は反落だが朝寄りを安値に前場は高値引け。5600円安の4万900円で始まったが、あとは値を戻して4000円安の4万2500円で引け「陽線」となった。前週末4日に4月期決算を発表、前期は、昨年9月の上方修正値を上ぶれてV字回復し、今期は2ケタ減益と予想していたが、今年4月開示の中期経営計画で同業績推移を予想、株価が昨年来高値5万7500円から3割安と急落していただけに悪材料織り込み済みとして下げ過ぎ訂正買いが優勢となっている。同社の前期業績は、前々期比17%増収、5.6倍経常増益とV字回復、純利益は前々期の600万円の黒字が3億9900万円と高変化した。昨年5月に子会社を吸収合併して、新技術・工法・製品開発を推進し収益構造改善や効率的な生産体制構築に取り組み、プリント配線板加工事業で半導体パッケージ基板のフラットプラグ加工や通信インフラ向け有底ビア充填加工が堅調に推移、期後半にかけてHDD向けオイルバリア材などのフッ素ケミカル製品の一部材料の販売が回復したことが上ぶれ着地につながった。今期業績は、プリント配線板加工事業でIT関連市場の拡大を背景に需要増加が続くものの、アジア企業の台頭などによる企業間競争の激化などで連続増収・減益転換を予想、純利益は2億8700万円(前期比28%減)としている。株価は、3割急落安値から8000円幅の反発をしているが、なおPERは17倍台、PBRは0.7倍の下げ過ぎを示唆している。高値キャッチアップを強めよう。

ページトップ