きょうの動意株

国際帝石はついに上場来安値、新株発行も追い討ち

1605 国際石油開発帝石 株価チャート

 資源関連の国際石油開発帝石(1605)が、下げ止まらない。前日は7000円高と反発したものの、この日は、早くも7万円安の40万6000円と年初来の安値と上場来安値を更新。「このところ、戻れば、次の日はそれ以上に下げるという、典型的な下げ基調の相場」(中堅証券チャーチスト)。しかも、前日8日に新株式発行と株式売出しを発表、希薄化を懸念して見切り売りが殺到している。新株式発行は、同社が進めている豪州のイクシスLNGプロジェクト、インドネシアのアバディLNGプロジェクト、カザフスタンのカシャガン油田の3大主要プロジェクトに今後7年間で総額4兆円規模の探鉱・開発投資を想定しており、その半分程度を占めるイクシスLNGプロジェクトの開発資金を調達することが目的。新株式は121万6000株を内外で募集、ほかに8万4000株の株式売出しも実施し、発行株式数は、発行済み株式数の55%に達する。合計手取概算額上限5872億3900万円は、インスペック西豪州ブラウズ石油を主とする同社連結子会社への投融資資金に充当する。「ビッグプロジェクトを持ち、将来性ということでは評価できる。しかし、世界景気が不透明な今の状況では先行きを期待する余裕はない」(同)。一気に08年10月につけた下値のフシであり、上場来安値である42万4000円を割ったことで、チャート上では下値のメドはなくなっている。下値を模索する動きが続くだろう。

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国際帝石 (1605)

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