きょうの動意株

北興化は黒字幅拡大を背景に下値固める、利回りも魅力

4992 北興化学工業 株価チャート

 農薬大手の北興化学工業(4992)は、下値を固めている。去る7月1日に年初来安値249円をつけたものの、その後は250円強水準でモミ合っている。今朝は3円高の256円まであった。前日12日に、10年11月期・第2四半期(12~5月)業績の上方修正と、逆に、11月通期業績の下方修正を発表。増減マチマチの異なる業績修正ということで、やや、とまどいが見られたが、とりあえずは、第2四半期純利益の黒字転換幅が拡大することを前向きに評価した。第2四半期業績は、期初予想より売上を18億4000万円引き下げたが、経常利益を5億2000万円、純利益を2億8000万円それぞれ引き上げ、経常利益は10億7000万円(前年同期は3900万円の赤字)、純利益は5億8000万円(同3億7100万円の赤字)と黒字転換幅を拡大する。売上は農薬製品の流通在庫圧縮による受注減や農業以外のファインケミカル製品の回復遅れで下ぶれるが、利益は、経費節減、一部研究開発費の先送り、支払利息減少、ロイヤリティー収入増などが相乗し上方修正につながった。なお11月通期業績は、第3四半期以降の農薬製品販売環境も好転が見込めず、一部農薬製品の登録内容変更で、売上、営業利益を期初予想より下方修正したが、経常利益、純利益は期初予想を据え置き、純利益は3億2000万円(前期は11億4900万円の赤字)と3期ぶりの黒字転換を見込んでいる。今期配当は年8円の予定。とくに、利回りが3.1%と比較的高く、PBRでも0.5倍と見直し余地はある。300円台奪回へ向けジリ高が予想される。

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北興化 (4992)

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