きょうの動意株

中段もち合い続くタクトホーム、好業績低PERで上放れも

 関東で戸建販売のタクトホーム(8915)は、中段もち合いの動きを続けている。年初来高値は1月5日の9万700円、安値は2月26日の6万3600円。この高値と安値の中間値(7万7150円)に近い水準の7万~8万円で今年3月以降モミ合っている。このところ下値の水準に接近していたことで、押し目買いとなって、この日は2700円高の7万5500円と3日続伸。前日13日に10年5月期決算(非連結)を発表、今年7月5日の再上方修正通りに過去最高純利益を更新して着地して、配当は年2700円(09年5月期年1000円)へ増配。11年5月期も連続の過去最高更新、年3000円へ再増配を予想。10年5月期は、売上が19.7%減少したが、経常利益が53億3800万円(前々期は3700万円の赤字)、純利益が31億3500万円(同2億1500万円の赤字)とV字回復し一気に4期ぶりに過去最高純益を更新した。戸建分譲事業の販売棟数が期初計画を上回り、採算を重視した用地仕入れや早期分譲などの事業サイクルの短縮化を図ったことが業績の水面上への急浮上につながった。今期も、一次取得者向けに戸建販売戸数を前期比524棟増の2030棟を計画していることなどから続伸、純利益は34億2000万円(9.1%増)と連続過去最高更新を見込んでいる。予想1株利益1万4227円でPERは5倍強。ただ、「PERの低いことは、昨日今日に始まったことではない。少子高齢化で住宅不動産業界に対する先行きの不透明感がある」(中堅証券)。それでも、モミ合いを放れ9万円程度は見込めそうだ。

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