きょうの動意株

三協・立山は小幅続落、業績好転も無配が頭を押さえる

 三協・立山ホールディングス(3432)は、5円安の111円と小幅続落。4月に10年5月期業績を下方修正、さらに、5月に第3者割当による自己株式処分(処分価格119円)を実施したことが響き、6月30日には年初来安値100円をつけた。その5月期決算を前日14日に発表、4月減額値をやや下ぶれたものの黒字転換した。売上は7.3%減と続落したが、営業利益が47億8400万円(09年5月期は76億4200万円の赤字)、経常利益が33億9100万円(同93億3200万円の赤字)、純利益が20億4700万円(同192億4600万円の赤字)と水面上にアップし、とくに、純利益は3期ぶりに黒字転換した。オフィスビル、戸建住宅などの不動産不況の影響が長引き、ビル建材事業、住宅建材事業などの売り上げがなお落ち込んだが、早期希望退職などで人件費を67億円削減するなど、工場再編、生産・調達面でのコスト低減を含めたグループ上げての構造改革推進で合計176億円の利益改善を実現し全事業部門の営業利益が黒字転換し、水面上に浮上した。今期(11年5月期)は、建材事業では省エネ・耐震補強などの改装・リフォーム市場の拡大、非建材事業では太陽光発電など再生可能エネルギー市場の拡大などに照準を合せて積極対応することなどを要因に続伸、純利益は30億円(46.5%増)と予想している。配当は09年5月期から無配で、今期は未定としているものの、無配が濃厚。足元は住宅用サッシにはエコポイントの追い風ながら、ポイント終了後への心配はある。低位株人気が盛り上がれば別だが、今の相場環境で無配を考慮すれば大きい上値は難しいだろう。

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