きょうの動意株

アデランスは第1四半期赤字拡大で反落、反面、期待強く下げ渋る

 アデランスホールディングス(8170)は、引き続き高値圏でのモミ合いで推移。今朝は40円安の1060円まで下げたあと、1080円前後へ戻し、6月末から続いている1100円を挟んだモミ合いを継続。年初来高値は1215円(5月11日)で、高値との比較でも堅調といえる水準。前日14日に発表した11年2月期・第1四半期(3~5月)決算で、経常利益が赤字幅を悪化させて着地したことを今朝は嫌気した。売上は前年同期比18.1%減と続落し、経常利益が28億900万円の赤字(前年同期は1億8200万円の赤字)、純利益が18億700万円の赤字(同27億1400万円の赤字)と水面下での推移となった。本業への回帰とノンコア資産・事業の整理を進めた前期に続き、今期は経営効率の向上と新マーケティング施策の継続を実施し、広告宣伝費などの販管費削減に取り組んでいる。ただ、ノンコア事業整理や北米事業統合などで売上が減少し、損失が拡大した。第2四半期は、今年6月の下方修正値に変更はなく、2月通期業績も期初予想を据え置き、通期純利益は49億円の赤字(10年2月期は98億5100万円の赤字)と3期連続の水面下推移を見込んでいる。配当は無配。にもかかわらず、高株価は1株純資産1286円と優秀なことと、業績回復への期待がある。2年前の08年2月期には年80円配当を実施しただけに、業績が回復すれば高配当への期待は大きい。もっとも、「期待ばかり先行で、足元の業績が赤字では待ちくたびれる」(中堅証券)。このため、高値圏で株価堅調でも高値を更新するような活躍は期待し難いようだ。

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