きょうの動意株

好決算発表のキャノンは反落、当面は他銘柄の決算発表に注目

7751 キヤノン 株価チャート

 決算発表と円安で注目されたキャノン(7751)は、145円安の4050円と前日の90円高から反落している。27日(木)に発表の10年12月期は、売上15.5%増の3兆7069億100万円、営業利益78.6%増の3875億5200万円、1株利益199.7円(09年12月期106.6円)と、ほぼマーケットでの事前予想に近いものだった。このところ、直近の4営業日で200円近く上げていたこともあって、新規の買いが手控えとなった中を利益確定売りに押される動きとなった。前期は円高の影響を強く受けた中で、オフィス製品がレーザープリンターの大幅な回復により売上を伸ばし、デジタル一眼レフカメラなどのコンシューマー製品も順調に売上を伸ばし、産業機器も堅調。また、オセ社を新たに連結に加えた効果も寄与した。11年12月期は、売上10.6%増の4兆1000億円、営業利益21.3%増の4700億円、1株利益252.3円の見通し。前期に年120円(09年12月期、年110円)とした配当は今期については未定。注目される点は営業利益率の向上で、09年12月期6.8%→10年12月期10.5%→11年12月期(予)11.4%とすばらしい。また、このところ、円相場が対ユーロで円安傾向となっていることもヨーロッパ向けが多いだけにプラス。当面は、(1)昨年4月につけた高値4520円へ接近している、(2)他の主力銘柄において第3四半期(第3Q)決算が本格化することで、そちらに目が向く、などから、しばらくは値を固める動きだろう。第3Q決算の発表が一巡する2月中旬あたりに再上昇へ向かい、その時は営業利益率の向上を背景に5000円相場を目指すものとみられる。

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キヤノン (7751)

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