きょうの動意株

気になるホンダの安値接近、四輪生産は当面5割、信用買残も圧迫

7267 ホンダ 株価チャート

 ホンダ(7267)は、前場で66円安の2903円まで下げ3月の安値に近づいている。3月15日に2820円と下げた後、3月22日に3210円、31日にも3180円と戻したものの上値は重い印象が持たれていた。特に、震災発生前・3月10日の3400円に、まったく届かなかったことがあった。信用売残が減少する中で、信用買残が大きく増えており、今のマーケットで重要視される取組面での妙味はまったくない。去る8日に公表した復旧状況については、4月11日から埼玉と鈴鹿で四輪完成車の生産を再開予定で、これによって全工場が稼動する。ただ、部品供給には課題が残り四輪生産関連の操業は当初計画の5割程度にとどまるという。11年3月期の営業利益は6300億円(10年3月期3637億7500万円)と大幅な伸びの見通し(四季報・春号)。しかし、「5割程度操業が長期化すると12年3月期業績に黄色信号が点滅する」(中堅証券)。12年3月期の懸念については、同社株だけでなく自動車株全般にも言えること。ただ、同社株は自動車株の中でリード役的な存在だけに安値接近は気になる点。4月後半とみられる3月期決算発表が注目される。仮に、3月の安値を切るようだと2500円どころへ下げてしまう可能性もある。

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