きょうの動意株

「MSCI指数」から除外の伊藤園5日ぶり反発、4月決算に注目

2593 伊藤園 株価チャート

 伊藤園(2593)は、5日ぶりに反発した。12日(木)から17日(火)まで4営業日連続で下げ、この間の下げ幅は終値ベースで75円だった。この日は36円高の1393円と反発、下げ幅のほぼ半分を取り返した。下げの背景は、(1)神奈川県の茶葉から放射性物質が見つかったことで茶系飲料への買い控え懸念、(2)電力不足による自動販売機面への影響、(3)MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数から20銘柄が削除され、同社株もその1社に含まれていた、ことなどが響いていた。既に、同社では神奈川県産の茶葉取扱がないことを発表。自動販売機の節電対策についても、13日に「東京電力管内における夏季電力不足に対し自動販売機において25%以上の電力削減を完全実施する」と発表している。同社の自動販売機台数は東京電力管内に約6万4000台あり、輪番制による冷却機能停止などによって全体で25%の電力削減を行う。一方、11年4月期は売上3600億円(10年4月期3329億8400万円)、営業利益160億円(同124億5300万円)、1株利益60.3円の見通し(四季報)。配当は年38円の予定。3月の震災下げで1169円(3月15日)の安値後に切り返して3月24日には1499円の年初来高値をつけていた。「世界の機関投資家が注目しているMSCI指数から外れたことで外国人投資家の買いは減少も予想される。ただ、同社は海外の機関投資家等に積極的なIRを行っているため影響は小さいのではないか」(中堅証券)という見方だ。当面は6月1日発表予定の決算で12年4月期の見通しが注目される。

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伊藤園 (2593)

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