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【来週の投資戦略】21-22日の日銀金融政策決定会合までは、高値圏でのモミ合いか

 日本株の上昇が止まらない。日経平均株価は1月9日に5日線を割り込んだが、瞬時に奪回して11日には昨年来高値を更新した。これまで上昇スピードが速かったために、買いそびれた投資家が慌てて押し目買いを入れている様子が目に浮かぶ。売買高も多く、市場エネルギーは活況。心理的フシ目の1万1000円も射程圏内にとらえた。

 日本株を買い上げているのは外国人投資家だ。彼らの投資行動は極端で、リーマンショック後の容赦ない日本株売りに、われわれは苦杯をなめさせられた。その逆のことが今起きているのだから、信じられないような上昇相場になっている。

 1月第3週は米国企業の10-12月期決算発表が本格化することから、日本株はその影響を受けることになろう。しかし、それよりもっと重要なのは、その翌週の1月21日-22日に開催される日銀の金融政策決定会合である。目先さらに上へ突っかけるか、短期調整入りするかは、ここで決まる可能性が高い。それまでは高値圏でのモミ合いとなるのではないか。

 

 とにかく今は「持たざるリスク」があるので、ある程度の株式は売らずに保有しておくべきだろう。一方で、何が飛び出してくるかわからない重要イベントを控えている以上、一定のキャッシュポジションも空けておく必要がある。新規買いの場合、銘柄選びは出遅れ・押し目狙いに徹することが肝要と思われる。

 

 (『株式ウイークリー』編集長 藤尾明彦)

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