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【前引け】日経平均4日ぶり反落、上昇ピッチの速さ警戒し利益確定売り

[東京 26日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反落。下げ幅は100円を超えた。米国株や為替が小動きで手がかり材料に欠ける中、足元の上昇ピッチの速さが警戒され利益確定売りが先行した。

 世界的な過剰流動性相場の持続に対する期待が根強く、下値では押し目買いも入ったが、積極的な買いは入らず株価の戻りは限定的だった。指数寄与度の高いソフトバンク<9984.T>、KDDI<9433.T>などの下げも重しとなった。

 前日終値と25日移動平均線(1万4649円63銭)とのかい離は6.6%まで拡大するなどテクニカル的な過熱シグナルが出ている。市場では「さすがに高値警戒感が強く、これまで買い上がってきた海外勢も売り買いが交錯している。目先はスピード調整となりそうだが、現状の為替水準が定着すれば日経平均の予想EPSは1000円も視野に入る。企業業績の上振れ期待がある中では大きく売り込みにくい」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)との声が出ていた。

 個別銘柄では、高島屋<8233.T>が反落。同社は25日、総額650億円のユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を決議した。株式への転換に伴う潜在的な希薄化を懸念した売りが出た。半面、富士フイルムホールディングス<4901.T>は続伸。連日で年初来高値を更新した。米病院と共同でがん治療薬に参入するとの一部報道が手掛かり材料になった。

 東証1部の騰落数は、値上がり516銘柄に対し、値下がりが1091銘柄、変わらずが152銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 15511.43 -107.70

寄り付き 15501.95

安値/高値 15460.97─15526.04

東証出来高(万株) 113845

東証売買代金(億円) 10043.12

(河口浩一)

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