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【株式・大引け】アジア株軒並み高、先物思惑買いも入り後場一段上昇。日経平均1万1900円回復

 6日の東京株式市場は大幅上昇。株価は後場に入って上げ幅を一段拡大、日経平均株価は前日比248円82銭高い1万1932円27銭でほぼ高値引けとなった。日経平均が2008年9月25日(1万2006円53銭)以来の高値となった。TOPIXも同14.60ポイント高の1003.22と1000ポイント台に乗せ、08年10月3日以来の高値。東証1部の出来高は概算で29億9129万円、同売買代金は2兆0194億円だった。

 世界的な金融緩和による金利低下、リスク資産選好の流れを受け、株高基調が高まっている。前日の米国市場でNYダウ工業株が過去最高値を更新するなど、欧米株はそろってリーマンショック前の水準を回復しつつある。日本市場は一足遅れてその背中を追っている格好だが、本日の東京市場は寄り付きから上昇。日経平均は前日比127円高で寄り付き、前引けは154円高。昼のバスケット取引はやや売り決め優勢と伝えられたが、アジア株式市場が軒並み高となったことや、週末に控える株価指数先物・オプションのメジャーSQ(特別清算指数)算出を意識した、まとまった先物買いも押し上げ要因となり、後場は幅広い銘柄が買われて株価も一段高となった。

 業種別で見ると、東証33業種中31業種が上昇。上昇率上位の保険、小売り、倉庫、情報・通信は2%以上の上げ幅となり、サービス、精密機器、輸送用機器などがそれに続いた。下落したのは紙・パルプ、水産の2業種。銘柄別では、東証1部の76%に当たる1294銘柄が上昇。値下がりは304銘柄、変わらずが102銘柄。東証マザーズが前日比2.4%、JASDAQが1.5%上昇するなど、新興市場も「ぶっちぎりの高値」(大手証券)を更新中だ。

 主要銘柄では、ファーストリテイリング、ソフトバンク、KDDI、セブン&アイHDなどが上昇。ファーストリは1銘柄で日経平均を80円以上押し上げた。トヨタ自動車、村田製作所などは、証券会社の投資判断・目標株価引き上げを受けて上昇。上昇率では、新薬開発支援の新日本科学、ニコニコ動画のドワンゴ、賃貸マンション請負の東建コーポレーション、PM2.5関連で空気清浄機の日本エアーテック、計測機器のA&Dなども値上がりが目立った。

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