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今週の米株は上昇継続へ、例年株高の12月と感謝祭控え

[ニューヨーク 24日 ロイター]今週(25-29日)の米国株式市場では、感謝祭の休場が控えるなか、最高値を更新した前週の勢いが衰える兆しはない。例年12月は年間で最も米国株が上昇することもこの見通しを支えている。

 米株市場は28日は感謝祭で休場となり、29日は半日取引となるため、薄商いが予想される。

 前週、ダウ平均株価<.DJI>は終値で初めて1万6000ドル台を記録し、S&P総合500種指数<.SPX>も終値で初めて1800ポイントを超えた。ただ、投資家は上昇する株価の調整や反落よりも、予想通りに年末に株価が上昇しないことを恐れている。

 投資家心理を示すCBOEボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>は12付近と、穏やかな状態にある。

 アナリストは、第3・四半期決算など今年の大きなイベントの大半は終わったため、投資家のリスク志向を減退させる材料はほぼないと指摘する。市場は12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのサプライズを想定していない。

 投資家は、12月のFOMCで量的緩和策の縮小開始が決定されるとの見方には懐疑的で、来年3月の縮小開始を見込んでいると、ミラー・タバクの主席経済ストラテジスト、アンドリュー・ウィルキンソン氏は指摘。その上で「サンタクロース・ラリー(年末の株価上昇)が起こりそうだ」と述べた。

 12月は「サンタクロース・ラリー」がしばしば起こるために、ダウとS&P500の平均リターンは年間で最高となっている。

 また今週は、感謝祭翌日に年末商戦の幕開けとなる「ブラックフライデー」が控え、小売り銘柄が注目される見通し。

 ディスカウントストア大手ターゲットや大手家電量販店チェーンのベスト・バイ、百貨店メーシーズ、小売大手ウォルマート・ストアーズは感謝祭当日の夕方からセールを開始する予定。ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムはすでに値下げを開始した。

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