市場経済ニュース

【株式・前引け】G8宣言や中国の景気対策期待で買い戻し、日経平均は2日続伸

 22日午前の東京株式市場は日経平均株価、TOPIXともにプラス圏で推移する展開となった。日経平均の前引けは前日終値比84円70銭高の8718円59銭と2日続伸、TOPIXは同7.86ポイント高の733.01と3営業日ぶりに反発した。

 欧州債務問題の火種と懸念されるギリシャをめぐる8カ国(G8)首脳会議の宣言を好感して、前日の欧米株市場が上昇した流れを引き継いだことに加えて、中国政府が景気対策に動くとの期待感への高まりなどから買い戻された。ただ、前引け段階における東証1部の売買高は概算で7億1787万株、売買代金は4345億円と売買エネルギーは超低水準にとどまっている。

 前週末のG8は、ユーロ圏離脱が懸念されるギリシャが引き続きユーロ圏にとどまることに期待を表明して閉幕。これを好感した前日の欧米株は主要株価が軒並み上昇した。

 本日の東京市場でも朝方の外国証券経由の注文動向が売り1230万株に対し、買い1940万株と差し引き710万株、7営業日ぶりの買い越しに転じた。「金額ベースでも買い越し」とも伝えられたことも買い材料となり、本日の日経平均は前日終値比87円高の8721円で寄りついた。

 さらに、中国の温家宝首相が経済成長を優先するとの姿勢を示したと現地メディアで報じられたことや、このところの株価下落で割安感が出ていたことなども手伝い、東京市場は買い優勢のままで午前の取引を終えた。

 前引け段階における東証1部の値上がり銘柄数は1137(全体の68%)、値下がりは400(同24%)。131銘柄が変わらずだった。業種別では海運(上昇率3.13%)をトップに29業種が上昇。鉱業、機械、鉄鋼、ガラスも2%以上の上昇率を示している。一方、下落は4業種。電気・ガス(下落率1.04%)がワーストで、水産、食料品、情報通信も下げている。

 個別には本日開業の東京スカイツリー関連銘柄として、周辺商業施設にテナント入居している東京デリカやアシックスなどがはやされているようだ。

ページトップ