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【株式・前引け】日経平均は9800円台回復。米国株高、円安を好感、先物買いも押し上げ

 2月最終日、29日の東京株式市場前場は大幅続伸。日経平均株価の前引けは前日比123円94銭高の9846円46銭で、約7カ月ぶりに9800円台を回復した。TOPIXも8.15ポイント高の846.63。 

 前日の米国市場でNYダウが1万3000ドル台に乗せたことや、為替が円安方向に振れたことなどを好感、先物買いの押し上げもあって大幅高となった。東証1部の出来高は概算で14億2408万株、売買代金は6969億円。

 前日の米国市場では、同日発表された消費者信頼感指数が市場予測を大きく上回ったことが個人消費の堅調さを裏付けるものとして材料視され、IT関連、一般消費財などを中心に買われた。NYダウは3日ぶり小幅高。前日比23ドル61セント高の1万3005ドル12セントで引けた。ナスダック総合、S&P500ともに4日続伸で、ナスダックは11年ぶりに高値を更新した。

 朝方の外国証券経由の注文状況は、売りが1830万株、買いが1450万株と売り越しだったが、「金額ベースでは買い越し」(大手証券)と伝えられた。

 東京市場では、寄り付き前に発表された1月の鉱工業生産指数が市場予想を上回ったことや、円相場が対ドルでやや下げに転じたことなども支援材料となり、日経平均は49円高の9771円で寄り付き、10時前後からは先物買いに押し上げられる格好で上げ幅を拡大、11時11分には9866円41銭まで上昇した。

 東証33業種中では、不動産を除く32業種が上昇するほぼ全面高となり、保険、その他金融、鉄鋼などの上昇が目立った。銘柄別でも東証1部の値上がり銘柄数は全体の66.2%の1104銘柄、値下がりが423銘柄、変わらずが140銘柄だった。

 後場に向けても、為替やアジア市場の動向と合わせて、先物の動きが注目される。

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