市場経済ニュース

【株式・前引け】日経平均は小幅反落、欧州情勢や米国FOMC控え模様眺め

 19日午前の東京株式市場はマチマチ。日経平均株価が前日終値比22円42銭安の8698円60銭と3営業日ぶりに小幅反落の一方、TOPIXは同0.23ポイント高の739.04ポイントで前場の取引を終え、小幅ながら3営業日続伸となった。前引け段階における東証1部の出来高は、概算で6億6144万株、売買代金は同3814億円と超薄商いの展開。

 米国で18日に発表された全米住宅建設業協会の6月住宅市場指数(50が好不況の分かれ目)が、低水準とはいえ2007年5月以来約5年ぶりの数値である29に改善。米国経済の先行きにやや楽観的な見方が広がったが、スペインの10年債の利回りが依然7%を超えたまま推移するなど、市場には欧州債務危機に対する警戒感が強い。

 18日の米NYダウは前週末比25ドル35セント安の1万2741ドル82セントで取引を終えた。こうした米国の微妙な雰囲気をそのまま東京市場も引き継いだ。火曜日の寄り付き前の外資系証券9社ベースの注文動向は、売り1300万株に対して買い1130万株と、差し引き170万株、6営業日連続の売り越しだったもよう。ユーロ円が99円台半ばで推移するなど為替がやや円高基調になっていることも重しとなっている。

 ただ「警戒感」という割には、VIX指数(いわゆる恐怖指数、S&P500を対象とするオプション取引の変動をもとに算出)は要警戒といわれる25どころか、20を大きく割り込んでいる。

 業種別では33業種のうち上昇は21業種で、トップは陸運(上昇率1.76%)。石油、紙パルプ、電気ガスなどが続く。一方で輸送用機器などを筆頭に12業種がマイナスとなった。東証1部を銘柄別にみると値上がり銘柄数は798(全体の48%)、値下がりは657(同39%)。198銘柄が変わらず。

 個別ではルック、明和産業、イトーキ、日本橋梁など仕手系の銘柄ともいわれる中小型株が大きく上昇。またシャープも続伸した。一方、グリーやKlabなどのゲーム関連が下落した。

 後場も今週に予定されているイベントをにらみ薄商いが続きそうな気配だ。現地時間19日(-20日)に開かれる米国のFOMC(連邦公開市場委員会)でなんらかの追加金融緩和策がとられるのかどうか。また21日木曜のユーロ圏財務相会合や22日金曜日のEU4か国(独仏伊西)首脳会談などもにらみ、「動くに動けない状態」が予想される。

ページトップ