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【来週の投資戦略】日経平均は下値支持1万3900円水準の死守なるか

 先週の本欄で指摘した米国株安はまだ起きていない。しかし、NYダウは11月7日、取引開始後すぐに1万5797ドルまで上昇して史上最高値を更新した後マイナスに転じ、結局は約1%安で引けた。ローソク足は、「陰線包み足」の形となり、天井打ちの可能性が出てきた。ドル/円相場も同様に陰線包み足となり、円安進行のいったんの打ち止めが暗示されている。8日に発表の米10月雇用統計、14日のイエレン次期FRB議長の公聴会といった重要イベントをこなすまで再び様子見ムードになるかもしれないが、警戒は必要だ。

 米国株が高値圏からの調整懸念がある一方で、日経平均株価は三角保ち合いを形成し、膠着状態が長引いている。上は1万4700円前後がカベとなっており、下値のフシ1万3900円前後を死守できるかがポイントになろう。

 

 個別銘柄では決算内容で買われる銘柄と売られる銘柄とで明暗がはっきり分かれている。機関投資家がポートフォリオの入れ替え作業を行っているためで、決算後に大きく売られた主力銘柄はしばらく買いが入らない可能性がある。

 

 個人投資家が売買主体の中小型株の場合は押し目買いも有効だが、いったん見切りをつけられた主力株の安易な押し目買いは避けた方が無難であろう。 

(「株式ウイークリー」編集長 藤尾明彦)

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