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【株式・前引け】日経平均は反発も、わずか51銭。連休と海外イベント控え薄商いの開店休業状態

 2日午前の東京株式市場、日経平均株価は前日終値比51銭高の9351円46銭と小幅反発、TOPIXも同1.16ポイント高の790.65と3日振り反発となった。4連休を控えて商いは極めて低調で、前引け段階における東証1部の出来高は、概算で5億9030万株、売買代金は同4075億円だった。

 前日の米国市場は、NYダウ平均が65ドル69セント高と反発。引値は1万3279ドル32セントで4年4カ月振りに高値を更新した。朝方は欧州市場の低調を受け小動きだったが、米サプライマネジメント協会が発表した4月の製造業景気指数が市場予想に反して前月比1.4ポイント改善の54.8だったことをきっかけに反騰、一時は前日比125ドル高をつけた。引けにかけ利益確定売りが出たものの、米国景気が着実に回復していると認識されたようだ。ナスダック指数も前週末比4.08ポイント高の3050.44だった。

 米国市場の流れを受け、寄り付き前の外資系証券9社ベースの注文動向は、売り1160万株に対して買い1250万株で差し引き90万株、2営業日振りの買い越しでだった。さらに、米国株高から投資家のリスク回避意識が緩和され為替も円安傾向に振れたことから、日経平均は前日比24円高で寄り付き、9時には9400円台を回復した。が、連休の谷間の上、4日の米4月雇用統計発表、6日の仏大統領選決戦投票、ギリシャ総選挙を控えているため、市場には様子見ムードが蔓延、取り引き一巡後はじりじりと値を下げて一時はマイナスに転じた。もっとも、薄商いのため下値を売り込む動きもなく、結局51銭高で前場の取り引きを終えた。

 業種別では33業種のうち上昇は19業種で、保険、海運、石油が上昇率1%を超えた。下落14業種のうち下落率トップは1.92%の電気・ガス。以下、空運、ガラス、ゴムの下落率が高い。

 個別では、証券会社の目標株価が引き上げられたクミアイ化学、増配予想を発表した出光興産、次期社長による成長路線が確認されたJTなどが値上がりしている。一方、売買代金トップのシャープは続落。取引終了後に月次売上高発表を控えたファーストリテイリングも春夏物の売れ行き懸念から売られている。前引け段階における東証1部の値上がり銘柄数は815、値下がりは640、変わらずは208だった。

 後場もプラス材料は見当たらず、狭い値幅での動きになりそうだ。

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