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【株式・前引け】欧州株反落を受けて3日ぶり小幅反落。日経平均は再び9100円割れ

 5日前場の東京株式市場は3日ぶり小幅反落。昨日の欧州株の反落に加え、米国市場が休場であったことから、積極的な買い材料が少なく、方向感に乏しい展開となった。日経平均株価は前日終値比7円57銭安い9096円60銭と9100円を再び割り込んだ。TOPIXも同0.87ポイント安い777.83と反落。東証1部の出来高は概算で6億9748万株、売買代金は3907億円と依然として低調だった。

 本日前場は、昨日の米国市場が休場であったこと??\x8Bら手がかりに乏しい展開。加えて、昨日の欧州株が軒並み反落したことを受け日本株も下落となった。

 東京市場の寄り付き前の外資系証券9社ベースの注文動向は、売りが820万株に対して買いが1380万株と差し引き560万株の買い越し。日経平均は9078円の安値で寄り付き。為替が1ドル80円台、1ユーロ100円台と対ドル、対ユーロとも円安に傾いたことから、10時14分に26円高、9130円の前場高値を付けた。その後は、ECB(欧州中央銀行)定例理事会の動向や英国銀行の追加資産買い入れの動向を見極めたいという思惑もあり、積極的な買い材料が見当たらない中、利益確定売りに押される展開となった。

 東証33業種中、上昇は15業種で空運、精密、ガラスなどが上昇率上位。下落は17業種で、不動産や鉱業などが下落率上位。東証1部の値上がり銘柄数は678(全体の40.8%)。値下がり銘柄数は790(同47.6%)。変わらずが190(同11.4%)だった。個別銘柄ではニコンが今13年3月期のカメラ事業の営業利益が過去最高水準に接近するとの予測から上昇。他には、ファナックやコマツなども上げた。

 足元の株価は、3月27日に付けた年初来高値から6月4日の年初来安値の8295円までの下落幅、1960円から約4割の回復を見せている。だが、「今後は、相場回復に伴う”やれやれ売り”が多く出てきそう」(市場関係者)ということから、今後の上値を抑える要因になりそうだ。

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