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【株式・前引け】日経平均は6日ぶり小反落、米財政協議をにらみ様子見姿勢

[東京 16日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は6日ぶりに反落した。朝方は米上院指導部が債務上限引き上げと政府機関再開に向けた合意を数時間以内に発表する可能性がある、と伝わり外為市場でドル/円が上昇。株式市場でも先物主導で上昇し、一時前日比52円高まで買われた。

 だが、焦点となっている米下院の情勢は流動的で、下院共和党の関係者は15日中の採決を断念したことを明らかにした。債務上限引き上げの期限となる17日まで交渉は難航するとの見方もあり市場は様子見姿勢を強めた。

 市場では「GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)の米株先物が上昇しており、デフォルト(債務不履行)回避に向けた動きを一定程度織り込んでいるとみられるが、米下院の対応が不透明で日本株も上値が重くなっている。米量的緩和縮小は来年3月まで後ずれする可能性があり、ドルの上昇力が弱いことも懸念材料」(みずほ証券投資情報部副部長の倉持靖彦氏)との声が出ていた。

 日経平均は連日の上昇で短期的な過熱感も出ている。1万4500円以上の水準では戻り待ちの売りや利益確定売りが出やすいとみられ投資家は上値追いに慎重になった。

 ソフトバンク<9984.T>が続伸。同社は16日、携帯電話端末の卸売りを手掛ける米ブライトスター社の株式取得に向け協議中であることを明らかにした。積極的な海外事業拡大を評価した買いが入った。半面、キャンドゥ<2698.T>は続落。15日に2013年11月期連結業績予想の下方修正を発表し嫌気された。

 東証1部の騰落数は、値上がり544銘柄に対し、値下がりが1080銘柄、変わらずが126銘柄だった。

日経平均

前場終値 14418.1 -23.44

寄り付き 14433.64

安値/高値 14417.61─14493.67

東証出来高(万株) 94822

東証売買代金(億円) 6757.51

(河口浩一)

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