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【来週の投資戦略】欧米金融政策への期待再び高まるが、円高基調継続で上値重い

 7月27日のロンドン五輪開会式を前に、男子サッカーが優勝候補のスペインに勝利する快挙を成し遂げた。なでしこに続く勝利で日本人選手が勢いに乗って活躍し、国内景気が盛り上がることを大いに期待したい。

 さて、日経平均は7月4日の戻り高値9136円から下落が続いていたが、26日にようやく反発、27日も続伸し4日ぶりに8500円を回復した。ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁が26日に「ユーロを守るためにあらゆる措置をとる用意がある」と発言したことを受けて、スペイン国債に対する信用不安がひとまず後退した。このドラギ総裁の発言に対する期待感が高まる中、8月2日のECB定例理事会でどのような金融政策が示されるかに注目したい。

 日経平均は7月25日の直近安値8328円で底固めとなるかが注目されるところだが、株価チャートを見ると、移動平均線の動きなどから本格出直りには、もうしばらく日柄調整が必要のようだ。為替相場も1ドル78円台、1ユーロ96円台の円高が続いており、輸出関連株には依然として逆風の環境だ。8月1日の米国FOMC(連邦公開市場委員会)、さらに3日の雇用統計の内容次第では、為替相場が再び大きく動く可能性もある。

 会員制の投資情報誌「株式ウイークリー」最新号(7月30日配信号)では、日経平均が8300-8800円でモミ合う相場展開を前提として、金融サービスやネット、小売りなど、割安な好業績の内需関連株を中心に6銘柄を取り上げている。欧州問題の根の深さは今さら言うまでもないが、引き続き機動的な対応を意識していただきたい。

(「株式ウイークリー」編集長 本多正典)

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