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【株式・前引け】マイナススタートも需給不安なく切り返す

 29日午前の東京株式市場は反発。マイナススタートとなったものの、需給面に大きな不安材料がなく積極的に売り込む動きがないことなどから株価は底堅さを見せた。日経平均株価の前引けは前日終値比68円63銭高の1万0892円94銭。TOPIXも同8??\x8E08ポイント高の921.86と上昇して前場の取引を終えた。前引け段階における東証1部の出来高は概算で19億1965万株、売買代金は同1兆0496億円だった。

 前日の米国ニューヨーク市場では、ダウ工業株30種平均が7営業日ぶりに小幅ながら反落。終値は前週末比14ドル05セント(0.1%)安の1万3881ドル93セントだった。米住宅指標が前月比で市場予想に反して低下したのをきっかけに利益確定売りが優勢となった。ただ、ダウ平均の下値は堅く下げ幅は小さかった。

 一方、ナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比4.59ポイント(0.1%)高の3154.30と昨年9月24日以来、約4カ月ぶりの高値引け。時価総額が大きいアップルの反発が効いた。業種別S&P500種株価指数は全10種のうち「素材」や「一般消費財・サービス」など6業種が下落。一方、「IT(情報技術)」や「電気通信サービス」は上昇。「資本財・サービス」は横ばいだった。

 本日の東京株式市場では、寄り付き前の外国証券経由の売買注文は売り1420万株、買い1890万株と470万株の買い越しながら、日経平均株価は続落して始まった。前日の米国市場が小幅ながら反落したこと、外国為替市場で円相場が1ドル=90円台半ばで推移し、円安一服感があることなどから、ひとまず利益を確定する売りが優勢となり、前日比73円(0.68%)安の1万0751円で寄り付いた。だが、需給面に大きな不安は見られないことから、1万0750円の下値抵抗線に接近した後ジリジリと上昇に転じた。一時は、1月21日の高値1万0926円に接近する場面もあった。

 東証1部では、全体の65.1%にあたる1090銘柄が値を上げた。値下がりは461銘柄(同27.5%)、変わらずが122銘柄。業種別では、東証33業種中、鉱業、鉄鋼、銀行、証券など31業種が上昇、値下がりは、陸運と小売の2業種だった。

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