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【株式・大引け】薄商いながら投資家心理が改善し、日経平均は終値で8900円台を回復

 14日の東京株式市場は小幅高。日経平均株価は前日終値比44円73銭高の8929円88銭と小幅ながら3営業日ぶりに反発し、終値ベースで8900円台も回復した。TOPIX(東証株価指数)は同2.58ポイント高の749.53と2営業日続伸。欧米や中国の追加金融緩和期待などに支えられ、底堅い展開だった。東証1部の売買高は概算で16億7737万株、同売買代金は1兆0009億円。依然として薄商いながら、売買代金が6000億円余りだった昨日に比べれば、売買エネルギーはやや回復した。

 依然として世界景気の先行きに対する警戒感が残る中で、欧州債務問題の一服に加えて欧米や中国などの追加金融緩和期待から、投資家心理は改善しつつある。割安感のある日本株は、お盆休み期間中で売買参加者が少ない中、まさに「閑散に売りなし」の相場となった。

 先物のまとまった注文に多少影響を受けて上下する場面もみられたものの、本日の日経平均は終始プラス圏で推移。前日終値比28円高で寄り付き、ザラバ高値は10時17分の8970円(同85円高)、ザラバ安値は12時52分の8897円(同12円高)だった。なお、昼のバスケット取引は188億円成立し、「売り買い均衡」と伝えられた。

 東証1部の1240銘柄(全体の74%)が値上がり。値下がりは336銘柄(同20%)、92銘柄が変わらずだった。東証33業種別では電気・ガス(上昇率2.90%)を筆頭に20業種が上昇。紙・パルプ(上昇率2.80%)、空運(上昇率2.28%)、倉庫(上昇率2.03%)なども高かった。一方、下落は13業種で海運(下落率1.67%)がワースト。石油・石炭(下落率1.00%)、不動産(下落率0.98%)などの下げも目立った。

 個別銘柄では業績が好調な米アップル関連としてソフトバンクやKDDIがはやされたほか、証券会社が投資判断を引き上げた京成電鉄や日揮なども上昇。一方、業績が苦戦しているケネディクスや短期的な過熱感が高まっていたファナックなどが下げた。

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