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【前引け】日経平均は3日ぶり反発、円安進行で輸出株高い

[東京 28日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発。5月22日に付けた終値ベースの年初来高値1万5627円を上回った。

 前日の米国株高や外為市場での円安進行が買い手掛かりとなり、短期筋による先物買いや主力輸出株を中心とする物色が広がった。今晩の米国休場を控え海外勢のフローは減少したが、根強い先高観から利益確定売りをこなし、高値圏を維持した。

 外為市場でドル/円が5月29日以来の高値を付けたほか、ユーロ/円も2009年6月以来の139円台が視野に入っており、短期筋による円売り・株買いの動きが高まりやすいという。テクニカル面からは短期的な過熱感が解消されていないものの、「海外ヘッジファンドによる買い上がりの勢いが強く、流れに乗っていかざるを得ない」(東洋証券ストラテジストの土田祐也氏)という。

 マツダ<7261.T>が年初来高値を更新したほか、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>など自動車株が堅調。対ユーロでの円安進行を手掛かりにTDK<6762.T>やコニカミノルタ<4902.T>など欧州関連株に高値更新銘柄が目立った。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や野村ホールディングス<8604.T>など金融株もしっかり。海運株は東証33業種で値上がり率首位となった。

 個別銘柄では、SUMCO<3436.T>が続伸。28日付日本経済新聞朝刊が、同社の13年8─10月期(第3・四半期)の連結営業利益は前年同期比1割以上増え30億円超となったようだと報じ、材料視された。13年12月期通期(11カ月の変則決算)の営業利益見通しは従来予想を上回る可能性が高いとしている。

 東証1部の騰落数は、値上がり906銘柄に対し、値下がりが670銘柄、変わらずが185銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 15631.35 +181.72

寄り付き 15622.19

安値/高値 15605.73─15660.26

東証出来高(万株) 114972

東証売買代金(億円) 9286.09

(杉山容俊)

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