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【株式・前引け】大幅下落の反動で買い戻し、キプロス問題の影響は限定的か

 祝日前となる19日午前の東京株式市場は反発。日経平均株価は前日終値比246円55銭高の1万2467円18銭、TOPIXは同17.52ポイント高の1045.86でそれぞれ前場の取引を終えた。前引け段階における東証1部概算の出来高は15億4899万株、売買代金は9754億円だった。

 昨日は先物の動きに引っ張られ、日経平均は340円の大幅な下げとなったが、その後の欧米株式市場ともに下げ幅は限られ、東京市場では朝方から買いが集まっている。

 前日の米国株式市場は、NYダウ平均が1万4452ドル06セントと前日終値に比べて62ドル05セント安となり、2日続落。EU(欧州連合)によるキプロスへの金融支援問題を受け、欧州金融機関への先行き警戒感から金融株を中心に売られたが、米国経済への影響は限定的との認識が広まり、終値での下げは小幅にとどまった。欧州の主要株式市場でも下げは小幅だった。

 本日の東京市場寄り付き前の外資系証券の注文動向は、売り1800万株に対し、買いが2720万株と差し引き920万株、10営業日連続の買い越し。欧米市場に先行して前日大幅に下げた東京市場では朝方から買い戻しの動きが先行。日経平均は前日比184円高の1万2405円でスタート。日銀総裁交代後の大幅な金融緩和策への期待も重なって、その後も輸出、内需関連株とも買いが集まり、ジリ高の展開となった。

 業種別では東証33業種中、値下がりは1業種で鉱業のみ。値上がりでは海運、陸運、輸送、ガス、銀行などが上位業種に。東証1部で値上がりしたのは1357銘柄(全体の約80%)に上り、値下がりは257銘柄(同15%)、変わらずが84銘柄だった。

 売買高上位は第一中央汽船、みずほ、マツダ、川崎汽船など。売買代金ではソニー、ケネディクス、トヨタ、三菱UFJなおどが上位に。値上がり率では海運関連株が上位に並んでいる。

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