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【株式・前引け】買い戻しから日経平均、TOPIXとも4日ぶり小幅反発

 10日午前の東京株式市場は小幅ながら4日ぶりに反発。日経平均株価は前日終値比23円68銭高の8920円56銭、TOPIXは同0.55ポイント高の764.48といずれも小幅ながらの上昇で前場の取引を終えた。前日までの3日続落の反動から買い戻しの動きが出ている。ただ、前引け段階の東証1部の出来高は概算で7億5652万株、売買代金は4442億円と売買エネルギーは依然として低調だ。

 前日の米国市場は、世界景気の後退や欧州債務危機に対する警戒感から、NYダウが前日終値比36ドル18セント安の1万2736ドル29セントと3日続落した。それを受けた、本日の東京市場では、寄り付き前の外国証券経由の注文が売り1300万株に対して買い910万株と390万株の売り越しで、5日ぶりの売り越しとなった。

 ただ、東京市場では前日までの3日続落の反動から買い戻しの動きがあり、日経平均は前日終値比25円高の8922円で寄り付き、9時50分に8966円の高値を付ける場面もあった。その後は円高の進行を受け、上げ幅を縮めて前場の取引を終えた。

 前引け段階における東証1部の値上がり銘柄は975(全体の58.6%)、値下がり銘柄は519(同31.2%)、168銘柄が変わらずだった。東証33業種では22業種が値上がり。騰落率トップは石油・石炭製品で、そのほか鉱業、紙パルプなどが上位に並ぶ。値下がりは11業種で、騰落率ワーストは証券・商品先物。

 個別銘柄では、「2020年までに医療・介護・健康関連で50兆円規模の市場を創出する」という政府の成長戦略が一部で報じられたことをきっかけにニチイ学館、テルモなどの関連銘柄に買いが入った。一方、取引先のインテルが露光装置メーカーを買収との報道を受けてニコンが下落している。

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