市場経済ニュース

【来週の投資戦略】「好材料いったん出尽くし」の感、超金融緩和下での相場は継続か

「スーパーマリオ」。グローバル金融マーケットでは、マリオとは残念ながら大赤字決算となる任天堂のキャラクターの話ではない。ECB(欧州中央銀行)のマリオ・ドラギ総裁のことであろう。

 昨年末ごろは「2012年の前半は大変なことになる」と予想する市場参加者が多かったが、いざフタを開けてみれば、超金融緩和の中で世界の株式相場は上昇。2月末にも追加緩和が予定されており、そのアナウンス効果は絶大だ。ギリシャ問題も少なくとも当面はしのぎ切りそうな気配だ。結局は、日本株も遅ればせながら、日経平均株価で見て一時9000円を回復した。

 一方では当面、世界の相場はある程度好材料を織り込んだようにも見受けられる。日本株も7日のトヨタ自動車の決算が終了したため、大型株の「小ラリー」には一服感が出そうな気配だ。もちろん、ここから「来期業績を見据えた買い」といきたいところだが、機関投資家の売りも断続的に出そうだ。上昇には一段の好材料が必要だろう。

 会員制の株式ウイークリー誌では一目均衡表を駆使した日経平均株価の予想や、中小型株の魅力について鋭い分析を掲載している。

 

 外部環境が少なくとも月末前後まで「嵐」とならないのであれば、当面はやはり小気味良く上昇しそうな中小型の銘柄を狙いたい。おかげさまで、この約2カ月(1月23日配信号まで、合計48銘柄)の平均上昇率は20%以上。失敗もあったが、大きく上昇する銘柄が相次ぎ、お褒めの言葉を複数頂戴した。見本誌では昨年の11月28日号を掲載しているが、同号の6銘柄がどの程度上昇したのか、実際にご覧いただきたい。

 最新号でもそうした魅力有る中小型株を複数配置した。また、昨12月12日号で取り上げ、注目時株価から一時約28%上昇した人材派遣関連のアウトソーシング(2427)が決算発表と同時に、今期12月期の業績予想を発表。同社のように、3月期決算会社ではなく、一足早く今期予想モードに入った好業績銘柄をしっかり狙いたい。

(「株式ウイークリー」編集長 福井 純)

ページトップ