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【株式・前引け】好業績銘柄物色や米国株高で3日続伸

 27日の東京株式市場前場は日経平均株価、TOPIXともに3日続伸し、節目と見られた25日移動平均線を上回った。平均株価前引けは前日比93円36銭高の1万7149円29銭、TOPIXは同15.06ポイント高の1738.35。東証1部の出来高は概算8億3421万株、売買代金は1兆2364億円だった。  前日の米国市場はNYダウが2001年1月以来、6年3カ月ぶりの高値を記録。ナスダック総合指数は5日ぶり、S&P500は4日ぶりの反発とそろって上昇した。東京市場も米国企業の好業績、耐久財受注額や新築住宅販売件数の堅調など米国経済指標の好調、原油市況の3日続落などを好感した形だ。寄り付き前の外国証券(12社ベース)経由の売買動向が売り2830万株に対して買い3200万株と差し引きで5日ぶりに買い越しとなったのも買い安心感を誘った。  個別銘柄では、好業績・株式分割・実質増配・四半期配当の検討などが伝えられたホンダや、ダイハツなど自動車株が軒並み高い。また、平均株価が25日移動平均線を抜いてきたことから大和、野村、丸三などの証券株が買い直された。その他では、連続最高益など好業績が伝えられるシャープ、丸紅、リコー、日立建機、関西電力などが値を上げている。一方でカゴメ、今期業績が大幅減益予想の新日石が下げた。  昨日の日経平均、同5日移動平均、同25日移動平均がほぼ同水準に収れんしてきたことは、上か下か、どちらかへの変化が近いことを示唆しているとされる。株式指標的には買いゾーンに入っていることから「上放れの可能性が高い」(大手証券)模様だ。チャート的には4月7日から24日まで649円下げた幅の38.2%戻りである1万7161円が「重要なポイント」(市場筋)とされ、これを抜いていければ、「次は1万7315円がポイント」(同)という。

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