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【株式・大引け】3日続伸だが、後場は売り買い交錯で伸び悩む

 27日の東京株式市場後場は、期待された昼のバスケット取引も売買均衡で市場への影響は限定的、資生堂、三菱電機の業績発表も市場の見通しを下回るなどでインパクトを持てず、売り買い交錯の中、株価は伸び悩んだ。日経平均株価の大引けは前引けを下回り、前日比58円61銭高の1万7114円54銭に終わった。TOPIXは同6.08ポイント高の1729.37。東証1部の出来高は概算で16億4881万株、売買代金は2兆4532億円だった。  それにしても、平均株価は3日続伸ではあるが、微妙な水準で終わったものだ。前場のザラバでは1万7176円まで戻したが、この水準は4月26日の年初来最大下げ幅の489円下げに対して、半値戻しの状況で売りが出やすい水準だった。この気迷い状態に加えて、本日大引け後のソニー等の決算発表や、バーナンキFRB議長の米国議会証言、明日の日銀の経済・物価情勢の展望をみたいということもあった。このため、大引けでは結局、節目と見られた昨日の25日移動平均値1万7122円をわずかに下回り、4月7日高値1万7563円からの下げに対する38%戻しである1万7161円も抜けず、「ここを抜けるとぐっと明るさが増す」(大手証券)という状況には至らなかった。明日以降の動きが注目される。  業種的には証券や不動産、自動車やその他金融などが値を上げ、石油、紙パ、薬品などが下げた。買われたのは業績増額や投資判断が引き上げられた銘柄で日本スピンドル、グラフテックなど、反対に下げたのはメルコなどで業績減額を嫌われた。売買代金上位にはホンダ、トヨタ、日産、ソニー等と自動車会社が並んだ。

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