市場経済ニュース

【株式・前引け】日銀短観などを好感して小幅ながら3日続伸

 3日の東京株式市場は3日続伸、日経平均株価は74円63銭高の1万5579円81銭で午前の取引を終えた。TOPIXも8.4ポイント高の1595.36ポイントとなった。寄り付き前に日銀が発表した6月の企業短期経済観測調査(日銀短観)で大企業製造業の業況判断指数(DI)が前回3月調査よりも改善していることや、外国人投資家の日本株を買う積極姿勢が伺えることなどから、力強さには欠けるが、買い安心感が全体に広がった模様だ。  前週末の米国株式市場は軒並み反落したものの、寄り付き前の外国系証券会社13社の注文は、売りが3100万株に対して買いが3670万株と3営業日連続の買い越しとなった。短観は大企業製造業のDIが前回より1ポイント改善、大企業非製造業も2ポイント改善で、これらを好感した買いが幅広い銘柄に行き渡った。東証1部の値上がり銘柄数は1119、値下がりは466、変わらず105。33業種別で前日比マイナスとなったのは医薬品、空運、保険など7業種にとどまった。東証1部の出来高は概算で7億5696万株、売買代金は1兆0071億円だった。  短観に裏打ちされる景気の回復に加えて、これまで市場を冷やす要因になっていた米国の金利引き上げ継続に関する懸念がいったん遠のいたこと、外国人投資家による日本株買い復帰の気配もあり「市場は底堅さを保ち、今後はジリジリと上値を試す展開になる」(市場関係者)との声も出てきた。

ページトップ