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【株式・前引け】先物主導で2日ぶりに反発、出来高は低水準続く

 8日午前の東京株式市場は、2日ぶり反発となった。前日のニューヨーク市場では、英BPがアラスカ油田の一部を閉鎖すると伝えられたことをきっかけにWTIが1バレル77ドル台まで上昇、株価は2日続落した。しかし、シカゴのCMEは前日の大証先物終値より小幅高で戻ってきたことから、東京株式市場では先物にサヤ寄せする形で裁定買いが入り、指数を押し上げた。  日経平均株価の前引けは1万5353円89銭と前日比199円83銭高。またTOPIX前引けも1555.56で前日比15.44ポイント高となった。  為替相場で1?j115円台にまで円安が進んだことも買い安心感を誘った。東証1部の売買高は6億2974万株、売買代金は8335億円で市場のエネルギーは依然として低い水準が続いている。市場関係者からは、「高値を追うには一日あたり20億株、2兆円を超えるような市場エネルギーの回復が不可欠」との声が聞かれた。  東証33業種のうち、値上がりは30業種、値下がりはその他製品、保険、その他金融の3業種だけ。東証1部の中で値上がり銘柄数は1171、値下がりは402でほぼ全面高となった。値上がり率上位には、業績好調が伝えられたKYB、小松精練、ショーボンド建設などが並んだ。TOB関連では北越製紙に加えて、九州地盤のフタタ(大証2部)へのTOBが伝えられたAOKIホールディングスも上昇している。一方で、ファイナンスを発表したソフトブレーンや、業績を下方修正したドワンゴなどが値を消した。

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