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【株式・前引け】強弱感交錯して狭いレンジでもみ合い、小幅反落

 21日の東京市場前場、日経平均株価は小幅もみ合いの末に反落、前日比20円53銭安の1万6085円45銭で引けた。TOPIXも前日比6.48ポイント安の1634.97だった。  前週末の米国市場が、追加利上げ後退観測、原油高一服感からNYダウ、ナスダックとも5日続伸となり、お盆休みが明けてファンドマネージャーが市場に戻ってくることもあり、上昇基調に継続も予想されたが、寄り付きは1円48銭安。9時07分に高値1万6145円を付けたが、9時42分には安値1万6048円まで下げ、その後はこの96円強のレンジでの小動きに終始した。米国の追加利上げ後退観測や国内での需給堅調など好材料はあるものの、先週の急騰から高値警戒感が出ており、「上がれば利益確定売り、押せば押し目買い」(大手証券)という状況だ。朝方の外国証券経由の売買注文動向が390万株とわずかながら2日売り越しとなったことも水を差した。  この状況を映し、東証1部1697銘柄のうち、値上がり銘柄数780、値下がり銘柄数761とほぼ拮抗。業種別では33業種中、値下がりが21と値上がりを上回ったが、騰落率で1ポイントを上回ったのは空運、輸送機器、情報通信、証券、保険、その他金融の6業種だけだった(1ポイント以上上昇は水産農林のみ)。  現在は、下値が堅く上値が重く、相場の柱が不在という状況だ。「こうした状況では、仕掛け的な先物取引が出ると、どちらかに振れやすくなるので要注意」(大手証券)。フシを抜けるかどうかは、市場のエネルギーにかかっているが、前場の東証1部出来高は7億3927万株、売買代金は8136億円と先週に比べると低調だった。

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