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【株式・前引け】薄商いのなか、値だけ飛び1万6000円台回復

 東京市場の前場は、日経平均株価が前日比146円82銭高の1万6107円44銭、TOPIXが同12ポイント高の1635.03ポイントで引けた。前日のNY株式が小安い展開で終始したことに加えて、寄り付き前の外国証券の注文状況が昨日に続き売り越し(幅1190万株)だったことから、前日比マイナスでスタート。が、9時30分頃、先物に「ヘッジファンドと思われる」(市場関係者)まとまった買い物が入ったことから裁定買いが誘発されて大きく反発した。  業種別では33業種中、石油石炭、その他金融以外の31業種が上昇。最高は精密機器。次いで情報通信、医薬品、倉庫、ゴム、輸送用機器の順。ただし、東証1部の出来高概算は7億3210万株、売買代金は9876億円と市場エネルギー的には依然乏しい状態が続いている。  チャート的なメドとしては以下のようなことが想定される。4月7日の年初来高値1万7563円から直近安値6月14日の1万4045円までの下げ幅3518円に対する、半値戻しの1万5804円は既に達成している。相場格言ではないが「半値戻しは全値戻し」に通ずるとすれば、いずれ1万7563円の回復は十分考えられる勢いだ。ただし、その前提としては、61.2%戻しの1万6219円の突破が不可欠。しかし、この辺りは戻り売りの強い価格帯だけに、市場エネルギーの増大がどうしても必要になる。本日は、8月権利付き最終売買日で、証券会社のディーラー筋は動きにくい日だけに、後場もやや不安定な動きが想定される。

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