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【株式・前引け】米国株高好感でも勢い続かず、小幅続伸

 30日の東京株式市場前場は、日経平均株価は前日比45円58銭高の1万5936円14銭、TOPIXも2.51ポイント高の1618.5ポイントで引けた。前日の米国株式市場の続伸と原油高が一服したこと、ユーロ高などで電機、自動車などの輸出関連やゴム、海運など原油価格の影響を受けやすい銘柄を中心に買いが入ったものの、上値を追う動きは限定された。  米国時間29日発表の米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げ見送りを決めた8月8日議事要旨によると、各委員がインフレは落ち着くとの予測をしているとのことで、市場の利上げ再開観測が和らぎ、米市場の株価を押し上げた。また原油先物相場も続落、29日のWTIは2カ月ぶりに1バレル70ドルを切り、供給不安が後退していることもプラス要因になっている、と見られる。  こうした影響を受け、寄り付きは続伸でスタート。一時売り物に押されて前日比で値を下げる場面もあったが、下値は底堅く切り返した。ただその後は連日の薄商い同様、エネルギーを伴わず上値を追いづらい展開に終わった。33業種中プラスとなったのがゴム、海運の他、倉庫運輸、空運、精密など21業種。出来高は概算で6億7766万株、売買代金は8586億円。  市場筋では「週末にある内外経済指標の発表を見極めたいのと、月末接近でディーラー筋も動きにくい」と盛り上がりに欠ける展開がしばらく続く、との指摘もあった。

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