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【株式・前引け】3日続落で1万6000円割れ。米株の2日続落など響く

 8日午前の東京株式市場は3日続落。前日の米国株続落を受けて寄り前の外国証券経由の注文動向は売り3430万株、買い2160万株となり、差し引き1270万株の売り越しは3日連続。全般に主力株の利益確定売りが優勢で日経平均株価は1万6000円を割れて寄り付き、10時前後に先物のまとまった売りが出ると、前日終値比180円安まで下げた。その後は下げ渋り、この日算出されたSQ(特別清算指数)値1万5847円を超える水準こそ保ったが、通常SQ後に期待される買い戻しは弱く、軟調のまま午前の取引を終えた。前引けの日経平均株価は101円36銭安の1万5911円05銭。TOPIXも5.57ポイント安の1607.89と同じく3日続落。東証1部の出来高は概算14億5666万株、売買代金は2兆1182億円だった。  東証33業種別では22業種が下落、11業種が上昇。上限金利問題が不透明なその他金融や不動産、小売り、医薬品などの下げ幅が比較的大きかった。  テクニカル的には昨日までの下落で米国株、日経平均、TOPIXとも高値警戒圏から抜けたが、「きょう大引け後の福井日銀総裁の記者会見内容を見極めたいという意識が強いせいか」(市場筋)、模様眺めで積極的な買いが入りにくい状況。チャート的には、昨日、ローソク足が104円幅の「窓」(6日安値1万6245円~7日高値1万6141円)を開けており、「この窓を埋めないと調整が長引く可能性もある」(大手証券)との声も聞かれた。

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